日常会話はできるけれど、英語を使って仕事ができるか自信がない。私も同じような経験がありました。5年前にシンガポールの会社に転職する前までは、海外の方と英語でビジネスができるのか不安で、海外に転職することを躊躇していたことを鮮明に覚えています。
実際に海外に行ってみると最初は確かに大変でしたが、3ヶ月もすれば英語で仕事することに慣れ、着々と自信がついてきました。今では、英語でプレゼン資料を作成し、クライアントに英語でプレゼンをしたり、会議も英語で進行したり、英語で仕事をすることが普通になりました。
それでも、毎日新しいビジネス英語を学んでいます。ビジネス英語を含めて、英語学習に終わりはありません。日本に住んでいても海外に住んでいても、英語力を高めるためには、英語学習を日常化・習慣化し、インプットとアウトプットの繰り返ししか方法はありません!
「習慣化」することは私も決して得意ではありませんが、日常生活の中で英語をインプット・アウトプットをする仕組みさせ作れば、誰でもできます。
今回では、私が今でも実践している、本当に使える英語・ビジネス英語を身につけるための方法を紹介します!
目次
1. 通勤時間に英語のニュース・記事を読む
私は毎日電車で通勤しており、電車の乗車時間は約40分あります。この時間を英語学習の時間に費やしています。私はシンガポール在住のため、現地のニュースを毎朝チェックしています。ただなんとなくアプリを開くのではなく、自分の仕事に役立ちそうなネタや、興味のあるネタを探し、1記事は読むようにしています。ニュースのタイトルは端的な英語で表現されており、文章の書き方も参考になりますし、ニュースには新しい単語や専門用語もあるのでインプットを増やせます。
スマホさえあれば、無料で英語ニュースが見れますので、ぜひ活用してみることをおすすめします。
英語ニュースアプリ
- The Strait Times(シンガポール)
- CNA(シンガポール)
日本在住でグローバルな情報に触れたいなら、以下のアプリは有名です。
- New York Times
- CNN
そのほかに、自分が気になるビジネス領域を扱っている英語サイトがあればブックマークして、毎朝チェックする習慣を作れば、興味がある分野を集中的に学べるので効果的です!
2. ながら作業ができる英語のポッドキャスト(Podcast)を聞く
私はジムに週3回以上通っており、毎回1時間程度エクササイズをしています。この時、必ず英語のポッドキャストを聞いています。ポッドキャストとは、オーディオエピソード・番組のことで、誰でも音声情報を発信することができるサービスです。
私は音楽やポッドキャストが聞き放題のサービズ、スポティファイ(Spotify)に登録しているため、ポッドキャストで興味のある分野、英語学習にまつわる番組を聞いています。英語耳を作りたい方にとって、ポッドキャストは最強のツールだと私は思っています。
おすすめポッドキャスト
英会話系
写真:All Ears English / Webサイト
2人のアメリカ人による英語学習のためのポッドキャスト。コミュニケーションスキルを上達するための自然なネイティブ英語を学べます。エピソードは約15分で、1エピソード1トピックなので、集中してインプットができます。事例とともに紹介してくれるので、理解もしやすくすぐに実践できます。
Business English by All Ears English
All Ears Englishを運営するアメリカ人2人が、ビジネスシーンで使える英語を教えてくれます。私は最近、ほとんど毎日聞いて、実践的なビジネス英語を身につけています。
モチベーション系
The Mel Robbins Podcast
写真:The Mel Robbins Podcast / Webサイト
Mel Robbins(メル・ロビンス)は「Motivation is garbege(モチベーションはゴミだ)」という言葉で有名で、ニューヨークタイムズベストセラー作家、Ted Talk登壇者です。私は日本で仕事をしているときに、彼女のTed Talkを何度も聞くことで、転職する後押しになりました。元々弁護士、テレビキャスターを仕事にしていた彼女は、夫のレストラン事業の破綻で借金を抱えてました。そこで人生のどん底に立たされたMelは、毎日モチベーションを失い、なんとなく生活していました。朝起きることも辛かった。
ある時、たまたまMelはテレビでロケットが宇宙に発射する映像をみました。ロケットを発射するときに、「1・2・3、発射!」とカウントダウンをしますよね。
その理論を彼女は生活のあらゆる場面で使ってみようと思いつきました。朝起きる時も、「1・2・3」とカウントして起きることにしたのです。これによって、少しずつ人生が好転していきました。
実は私もこのテクニックを生活に取り入れています。締切のある書類を作るときに、ついに後回しにしてしまいますが、「1・2・3」と数えて、強制的に手をつけます。
Mel Robbinsは超人気のポッドキャスターで、Instagramでは380万以上のフォロワーがいます。
The School of Greatness
The School of Greatnessのポッドキャストは、2013年1月の開設以来、iTunesのビジネス・自己啓発系ポッドキャストで上位にランクインしており、ダウンロード数は1億5000万を超えています。
エピソードは、起業家精神、健康、マインドセット、人間関係など、世界的なゲームチェンジャーへのインタビューなど、様々なトピックを扱っています。
トラベル系(私は旅行が好きなので)
The Travel Diaries
写真:The Travel Diaries / Facebook
The Travel Diariesは、英国で最も受賞歴のある旅行ポッドキャストです。毎週、旅のジャーナリストであるホリー・ルーベンシュタインが、著名な旅行者に人生の7つの旅についてインタビューし、現在の自分を形成した重要な旅行体験を明らかにします。
スポティファイ(Spotify)は上記のポッドキャストも聞きたい放題です。Spotifyの費用はたったの月額980円、年額9,800円です(スタバのコーヒー2配分くらい)。もちろん世界中の音楽も聞きたい放題です。
3. 週2〜3回のオンライン英会話
海外に5年住んでいる私も、いまだにオンライン英会話を続けています。その理由は、普段使わない英語やトピックに触れて表現力を高めたい、英語をもっときれいに話したいからです。英語学習に終わりはないので、英語の勉強を継続しています。
また英会話を始めることで、自分のスケジュールに授業の予定を入れるので、強制的に英語を学習する環境を作ることができ、習慣化ができます。
私もこれまでにいろんなオンライン英会話を試してきました。自分のニーズや勉強の仕方にあった英会話を見つけたいですよね。自分のステージにあった英会話をぜひ見つけてみてください。
ここでは、私がこれまでに実践してきた中でも、本当にやってみてよかったと思っているオンライン英会話を紹介します。
The American Accent Course(中級〜上級)
写真:Accent Advisor / Facebook
英語である程度の会話ができる人が、さらにネイティブに近い英語を話せるようになら、The American Accent Courseはピッタリです。なぜなら、英会話講師は経験豊富なアメリカ人で、アメリカ人の発音をワンツーマンで丁寧に教えてくれるからです。私も現在、The American Accent Courseで週2回、仕事後に25分間の授業を受けています。
The American Accent Courseはニューヨークの会社で、生徒は世界中にいます。日本のオンライン英会話はネイティブの講師の値段がとても高いのですが、The American Accent Courseはアメリカのサービスなので、比較的安いのもポイントです。
EFイングリッシュライブ(全てのレベル)
ネイティブと24h英会話
世界最大級のオンライン英会話
1週間無料体験キャンペーン実施中
次に個人的におすすめしたいのはEFイングリッシュライブです。EFは世界でも有名な語学学校が運営しているオンライン英会話で、高品質のカリキュラムで勉強をすることができます。決められたコースに沿って勉強し、ゴールを達成したい人にはピッタリです。
私がEFイングリッシュライブが好きな理由は、①英語ネイティブの講師とワンツーマンで授業が受けられること、②オンライン教材の質が高く、ビジネスの場面で使えるビジネス英語を学習できること、です。ビジネスのメールの書き方や電話の仕方、会議の進め方など、実践的な英語を学ことができます。英語で仕事をする方にはオススマです。(ビジネス英語だけでなく、教養としての英語コンテンツも充実しているので、留学をしたい、海外に住みたい方にも最適です)
4. 就寝前の英語書籍の読書・オーディオブックを聞く
これは私のお気に入りです。元々私は読書が好きです。なぜなら読書は仕事に役立つノウハウをインプットすることができるからです。普段、仕事の時間では、仕事のための勉強をする時間が全くありません。夜の寝る前には自分の時間が作れるので、この時間を活用してスキルアップをしています。
これまで日本の書籍を読んでいた方は、これを英語に変えてみるだけで英語の学習にもなります。特にビジネスの場では、業界や職種によって専門の言葉もあります。積極的にインプットをして、仕事場で使えるようになりましょう。
数ある書籍の中から自分に最適な本を選ぶことは大変かもしれません。ここではおすすめの英語書籍読み放題のアプリを紹介します。
Blinkist
写真:Blinkist / Webサイト
このアプリは私にとって必需品です。Blinkistは単なる書籍アプリではなく、英語の書籍を10分〜15分で読み終えられるように要約したコンテンツを提供しています。つまり、本のポイントをまとめているので、効率的に要点だけを読むことができます。
英語の本を読んでいると、すぐに飽きてしまう、眠くなってしまう、難しすぎる、ということを経験したことがある人も多いのではないでしょうか?Blinkistは世界のベストセラーの書籍をコンパクトにまとめているので、飽きずに最後まで読み切ることができます!
さらに、最近ではバージョンアップをしていて、オーディオブックも充実したばかりでなく、ポッドキャストのように著名人や専門家などのオーディオプログラムまで聞くことができます。
英語の本を一冊読むことに抵抗がある人にはBlinkistがおすすめです!しかも読み放題・聞き放題なので、つまらない本を購入してしまう心配もいりません。
Blinkistでダウンロードしたコンテンツは、AmazonのKindle(キンドル)にも送ることができます。
アマゾンKindle本
AmazonのKindleで読める書籍もおすすめです。英語の印刷された書籍を購入するのは数も限られていますし比較的高いですが、Kindleなら世界中の英語の文献を探すことができます。
基本的に私はBlinkist派なのですが、1冊隅々まで読みたい時には、AmazonでKindle本を購入して読んでいます。
Amazonも読み放題のサービスを提供しており、日本の文献も英語の文献も読みたい人には読み放題プランもおすすめのサービスです。
5. 英語を使う仕事・プロジェクトに携わる
日本在住で英語を使わない仕事をしている人にとっては難しいかもしれませんが、英語を使う仕事をしている人なら、仕事でビジネス英語のスキルアップができます。せっかく英語で仕事をする機会があるので、絶好の学習チャンスだと思い、前向きに勉強してみてはいかがでしょうか。
私はマーケティング会社に勤めているため、様々な事業領域のクライアントと英語を仕事をしています。従って、毎日新しい英語を学ぶ機会を作ることができています。最近はPRの案件に関わることがあるのですが、その中で新しい単語を覚えました。
例えば、Byline Article(寄稿文)、Op-ed(コラム・評論)などです。日常生活では使用することのない英単語は、仕事で実践を通じて学ことができます。新しい分野の英語に恐れず、きちんと向き合って、翻訳ツールを使いながらキャッチアップをしていくだけで、自然と覚えることができます。
いかがでしたでしょうか?英語力の向上の鍵は「習慣化」です。英語の更なるスキルアップを目指している方には、上記の方法をおすすめします!